(仮称)阿武風力発電事業について

 イージス・アショア配備計画が撤回されて一安心して間もなく、阿武町の山稜部に巨大な風力発電施設が建設されるという計画ー(仮称)阿武風力発電事業が浮上しました。現在、環境影響評価(環境アセス)の第二段階の方法書段階に来ていますが、住民の関心も薄く、また行政も大きな問題がなければ反対しないという姿勢をとっており、このままでは建設計画が事業者側の思惑通りにすすめられてしまうのではないかと危惧しています。

低周波音、超低周波音による健康被害、土砂災害、阿武町の豊かな自然環境の破壊など、平和を願う福賀の会としても見過ごすわけにはいかなくなりました。Facebookページに開設された「阿武風力発電所建設を考える会」の活動を、こちらでも共有しますおので応援をお願いします。

 阿武風力発電所建設を考える会 | Facebook

防衛相、イージス・アショア配備計画の停止を表明

www3.nhk.or.jp
河野防衛相「イージス・アショア」配備計画停止を表明
2020年6月15日 19時39分  NHKニュースから
 河野防衛大臣は、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の山口県秋田県への配備計画を停止する考えを表明。
 むつみ演習場への配備について、迎撃ミサイルを発射する際に使う「ブースター」と呼ばれる推進補助装置を、演習場内に落下させると説明していたが、確実に落下させるためには、ソフトウェアの改修だけでは不十分だと分かったことを明らかにした。ソフトに加えて、ハードの改修が必要になってくることが明確になった。これまで、イージスアショアで使うミサイルの開発に、日本側が1100億円、アメリカ側も同額以上を負担し、12年の歳月がかかった。新しいミサイルを開発するとなると、同じような期間、コストがかかることになろうかと思う」と述べた。「コストと時期に鑑みて、イージス・アショアの配備のプロセスを停止する」と述べ、配備計画を停止する考えを表明。

 
山口県 阿武町長は「白紙撤回を望んでいる」
 『演習場の中にブースターを確実に落とす』という、これまでの説明は何だったのか。停止ということばの意味の深いところまでは理解していないが、国家安全保障会議の中で、得策ではないことが認められ、白紙撤回となることを望んでいる」と述べ、計画の停止を歓迎する考えを示した。


学習会「イージス・アショアを考える:裏山にレーダー・ミサイル基地がやってくる?!」

「イージス・アショア配備を考える山口の科学者」から学習会のご案内です。

私たち「イージス・アショア配備を考える山口の科学者」は,これまで防衛省の調査報告書の内容を慎重に検討してきました.その結果,見過ごすことのできない多くの不備や間違い,意図的とも思える不正確な記述などに気づきました.

 今回の「YU学び舎」は,これまでの検討結果とイージス・アショア設置の問題点を多くの県民にお伝えし,ともに考えることを目的に準備されました.お時間がありましたら,是非ご参加ください.

 「イージス・アショア配備を考える山口の科学者」
    共同代表 外山英昭
         増山博行

ミニ講座 YU学び舎
「「イージス・アショアを考える:裏山にレーダー・ミサイル基地がやってくる?!」」
日時:6月28日(日)14:00~16:00
会場:サンフレッシュ山口視聴覚室
資料代:300円

詳細は下記のチラシをご参照ください。

f:id:hinan-ijyu:20200615142240j:plain



賛同署名のお願い:萩市むつみへの「イージス・アショア配備計画」に反対します!

萩市むつみへの「イージス・アショア配備計画」に反対します!
賛同署名をお願いします。

chng.it

イージス・アショア(陸上配備型迎撃ミサイルシステム)の配備が計画されている陸上自衛隊むつみ演習場は、阿武町の我が家の2キロメートルほどの距離です。もっと近くには、山口県でも有数の農業地帯(宇生賀集落)が広がります。

暮しといのち、そして生業を守りたいと地元住民は反対を表明しています。移住者を多く受け入れてきた阿武町も町長、町議会ともに反対を表明していますが、県議会にも他の市町議会にも、その声は届いていません。

イージス・アショアの配備、運用費用は5000億円!を超えるという試算もあります。新型コロナ禍の今、ミサイルでいのちは守れません。必要とされるのは人間の安全保障ではないでしょうか。

紙ベースの署名は山口県民限定となっていますが、県外の皆さまにはオンライン署名でご賛同お願いいたします。
書名用紙はこちらのサイトからダウンロードできます。
https://sougakari.flier.link/signatu…/hagi-aegis-signature/…

★「イージス・アショアはいらん!山口」というFacebook groupページで秋田も含めた配備計画の情報がご覧いただけます。

Facebook group イージス・アショアはいらん!山口 にご参加ください

イージスアショア関連の記事はFacebook の「イージス・アショアはいらん!山口」にも掲載されています。公開グループですからどなたでも読めますが、グループに参加すると、投稿があったときに通知が来る仕組みです。当会メンバーが管理しています。

#イージス・アショア配備計画に関する情報を皆さんで共有できるように、「イージス・アショアはいらん!山口」グループを作成しました。

 地域にはインターネットから情報を得ることに慣れていない方、他人事だと思っていらっしゃる方も大勢いらっしゃいます。お近くにそういう方がいらっしゃったら、そもそもイージス・アショアとは何か、私たちの暮しにどんな影響があるのか、今、イージス・アショア配備計画を巡って、萩市、阿武町でどんな動きがあるのかなど、このページで得た情報もお伝えください。

 よう、わからんじゃ、すみませんよ、と言っても、すぐにはお分かりいただけないかもしれません。心折れることも多いと思いますが。。。一人一人出来ることをやりましょう。

配備計画に反対するグループも各地で起こされています。どこにどんなグループがあるのか、互いに連携をとり、オール山口で配備計画に反対していきましょう。各地の情報をお寄せください。よろしくお願いいたします。

www.facebook.com




2019年6月6日衆議院 安全保障委員会 立憲民主党寺田議員vs,岩屋防衛大臣 その3

おなじみbuu @buu34さんの国会書き起こし。その3
6月6日衆議院安全保障委員会より。
秋田県選出。立憲民主党手寺田議員VS.岩屋防衛大臣 県有地取得の件


寺田

「新屋演習場に(イージスアショアを)配備するために、県有地の取得を、防衛省自らが提案されました。ハッキリさせたいんですけど、県有地の取得が叶わない場合、新屋演習場に設置することは?」
岩屋

「~県有地を取得しない場合でありましても、新屋演習場に配備することは可能だと考えております。しかし、警備に万全を期すと言う観点から、可能な限り、敷地境界から施設までの距離を確保する事とさして頂きたい。従いまして、演習場西側一帯の県有地を取得させて頂きたい。取得できない場合であっても、配備運用は可能」
寺田

「配備可能かどうかではなく、政府として、配備するかどうか、政治的なことです、(知事や住民の話から)政治判断として、県有地の取得が必ず必要と考えているのか。それがなくとも、防衛大臣として、設置判断をするのかしないのか」
岩屋

「県有地ですから、知事さんはもとより議会のご判断も頂かなければいけない、今、そのご説明を始めたところで、仮定のご質問にお答えするのは適当ではない。私どもとしては、議会の判断を頂いて、県有地を取得して配備するのが望ましい。今からご判断いただくことだと思いますので、これ以上は控えさせて頂きます」
寺田

「仮定のことにお答えできないって、これ、全部仮定の話ですよ、設置したらどうするかって。何を言ってんですか。県有地の売却には県議会の決議が必要ですけど、その議決をもって、住民の理解を得た、と判断することはあり得ますか」
岩屋

「様々な角度から総合的に判断しないといけないと思いますので、県議会のご判断だけをもって、と言うわけにはいかないのではないかと」

寺田

「知事と市長の了解と言うものは、マストですよね?」
岩屋

「知事さんや、市長さんのご理解を得ると言うことは、前提だろうと考えております」

「前提」この質疑冒頭に戻る

寺田

「あなたの『前提』という言葉に信頼性がないことは、最初の質問でやりましたんで。マストかどうかって事を聞いてるんです」
岩屋

「あの、今、そのようにお答えしたと思います」
寺田

「マストかどうか、必ず必要かどうかを聞いてるんです、イエスかノーです」

岩屋

「あの、何度も申し上げますけれど、地元のご理解と言うのは、様々な角度から総合的に判断しなければいけないと思っております」(「前提」って、嫌がらせか)
寺田

「知事と市長の判断を、ハッキリ言えないのは、、じゃ、ハッキリ言って下さい」
岩屋

「えー様々な要素を検討しなければいけません が 知事さんや市長さんの理解を得ることは前提だと思っております」
寺田

山口県阿武町の町長は、ハッキリ反対をしておりますけど、これは地元の理解を得ていないと言うことでよろしいですか」
岩屋

「残念ながら、阿武町については、今、町長さんが、しっかりとご理解頂いていると言う段階ではないと思っておりますが、ここで引き続き、ご理解を頂くべく、努力をして参ります」
寺田

「~信頼関係は完全に失墜してますので、直ちに秋田に来て、しっかりと事情を説明することから始めて頂きたい、現地を見ることから始めて頂きたい」

ここまで



2019年6月6日 衆議院安全保障委員会 立憲民主党手寺田議員VS.岩屋防衛大臣 その2

おなじみbuu @buu34さんの国会書き起こし。その2
6月6日衆議院安全保障委員会より。
立憲民主党寺田議員VS.岩屋防衛大臣


ここからは、この件についての質疑

www.sakigake.jp

分度器??

www.sakigake.jp

寺田
「誤りがありましたと。9つ全ての角度が間違っていた、と言う資料を出してきました。いつ、間違いに気づきましたか?」
岩屋
「一昨日でございます」
寺田
「なぜ、気づいたんですか?」
岩屋
「えーっとですね、地元のメディアの方が、実際に、実測をされて、防衛省が示しているデータとは違うんではないか、と言う指摘を受けたと承知をしております」

寺田

「自分達で気づけてないんですよ。もし地元紙からの指摘がなければ、このような正誤表も出て来てないんです。単純なね、言い間違いとか単位の間違い、書き間違いじゃないですよ、新屋演習場が敵地とするために、他の候補を落として行く作業、大事な話ですよ。なぜ間違えたんですか?」
岩屋

「直ちに原因を調べさせましたけれども、遮蔽の角度を計算するために、地図のデータを元に断面図を作成していたところですけれど、今般の誤りは、断面図における高さ、縦軸と、距離、横軸の縮尺が、異なっていたことに気づかずに計算すると言う、初歩的なミスによるものでございます。防衛省としては、こうした事が、調査結果あるいは検討結果全体の信頼性、信ぴょう性を失墜させかねない(「かねない」??)(寺田「させてます」)大変申し訳なく思っております。二度とこのようなミスが生じないよう、再発防止を徹底して参りたい

寺田

「自分でも気づけず、地元紙に言われて初めて知って、今の説明、何ですか?9つ全部ですよ。本当に計算で間違えてますか?、、、じゃぁ、間違えて最初に出された9数値、間違えて出された計算式を、直ちに出して下さい」
岩屋

「今、あの、手元にはございませんが、調べて、出せるものなら出させて頂きます」
寺田

「出せるものかどうかなんて、議論の余地がないでしょう、間違えた計算式で、この数字が出たんですから、その計算式を出して下さい。具体的に、何の数字をはめて、どのようにしたら、この、17度、15度、、間違った数字が出て来たか、計算式を出して下さい、、そんなもん、出せないわけがないでしょう、数字が出てんですから。それが出せないんだったら、勝手に作った数字でしょって、推測されますよ、、、計算式、まず出して下さい」
岩屋

「計算式と言うほど複雑なものでは、、あのーなかろうと思います、断面図における、高さと距離の縮尺が異なっていたと、岩屋「言うことでございます」
寺田

「計算式を出して下さい」
(速記止まる寸前)
岩屋

「あのー、出せる資料があれば出すと、先ほどから申し上げております。今、手元にありませんので」(なんで貴方が強気でエラソーなの?)

寺田

「今、出せとは言ってませんよ。いや、昨日のレクの段階では言いましたよ。大臣自ら言ってますよ、単純な計算なんだと。計算によって、この誤った数字が導き出されたんなら、その計算式出すなんて簡単でしょ。今日、出てない時点で、僕はおかしいと思いますけど(もっともだ)今、そこまで言いませんけど、出して下さい、いいですか、断言して下さい。そんなもん、指示すりゃ出せるでしょ」
岩屋

「あの、ぉ出させて頂きます」
寺田

「いつまでに出しますか」
岩屋

「あの、手元にございませんので、精査の上、出来るだけ早く、出させて頂きます」

寺田

「申し訳ないですけど、大臣自ら、単純な計算式だと言ってるわけですよ。既に数字が出てるわけですよ。で、間違った原因も、今、ご答弁されましたよね。分かってるわけですよ。そんなもん、どうやって間違えたかなんて、直ぐ分かりますから、今週中に出して下さい、今週中に。いいですか」

岩屋

「見てみない、ことには、判断ができませんので、あの、出来るだけ早く、出させて頂きます」

寺田

「地元紙の指摘によって気づいて、昨日、急遽県議会の方に訂正状、出されましたけど~この分厚い資料、5月27日に知事と市長に説明、誤った説明をした、という認識でよろしいですか」

岩屋

「あの、その段階では、そゆことになりますので、あの、直ちにですね、あの、正しい情報を、あの、提供させて、あの、頂いたところでございまして。また。お詫びにもあがりたいと思っております」
寺田

「大臣ね、適地と言う事で、原田副大臣が知事と市長に来られましたけど、貴方が来るべきですよ。特に今回、こんなね、資料全体の信頼を失う、大きな誤り、それが誤りなのか、申し訳ないけど、計算式が出るまで、捏造の可能性だってあると思ってますよ。そういうような事態ですから、大臣自ら秋田に来て、事情を説明する、それとともに、前大臣の小野寺大臣、現場に来られてますよ。岩屋大臣は敵地と秋田に言ってるにもかかわらず、まだ見てないでしょ、住宅街の目の前ですよ、来る事、約束して下さい」
岩屋

「あの、秋田にしても山口にしても、適切な時期に、お邪魔さして頂きたいと考えております」(今回の件はスルーで?)
寺田

「優しく言ってる間にちゃんと言って下さい。今回、こういうようなね、杜撰なことを県民に示したんですよ。過ちがあった場合に説明に上がるのは、それは、早ければ早いほどいいでしょう。まぁお忙しいとは思いますけど、出来るだけ早く、秋田に来て、説明しませんか。そしてまた、現場、見ませんか?お約束して下さい」
岩屋

「あのー、今般のミスについては、まず、お詫びを申し上げておりますし、えーまた現地の担当者、にも、適切に、対応するように、 指  示  を  致しております。秋田、、、そして、山口、、適切な時期に、私も必ず、お邪魔、さして頂くつもり、でございます」

 

詫びる側が、なんでエラソーなの??

「お邪魔させて頂く」って言い方も気になるよね

「説明」でも「視察」でもなく。


寺田

「本当に疑ってますよ、防衛省のこと。秋田の人たち、人がいいんですよ。色んなことはね、目をつぶれますけど、こ ん な に ね、県民を馬鹿にしたような資料を出されたら、さすがにね、県民だって黙ってられないですよ。設置することの是非の、はるか前の段階の、信頼関係の問題です。皆さんが言う説明の、信用足り得るものなのか。そういう事が問われてるんです。もう少し深刻に考えて下さい。この誤った、もしかしたら捏造された数字によって、はじかれた(候補)地、条件の検討されてないです。ただ、昨日の朝、県議会に正誤表を出したにもかかわらず、新たな条件をその場で口頭で加えて、不適地だと説明したと聞いてます。もう、いい加減ですよ。ハッキリ言って、この調査、はじめからやり直すべきですよ。それが信頼確保の第一歩です。大臣、最調査しませんか?」
岩屋

「えー、、他の国有地の検討におきましては、遮蔽条件を満たした国有地について、岩屋「~(ながなが)(データが誤っていた地について)これまで蓄積してきたデータに鑑み、これらの候補地については、配備候補地にはなりえないものと、現時点では考えておりますけれど。速やかに内容を精査し、地元に説明をさせて頂きたい」
寺田

「(遮蔽物があるから不適と言えなくなった4地は)今までの蓄積したデータにより、不適と言われましたね、そのことを、資料1枚目概括に書かれてますか?書いてあるか、書いてないか」
岩屋

「あの、精査して、地元に説明させて頂くと申し上げております」
寺田

「1枚目に、インフラ条件がバツになってない。書いてますかって聞いてるんです」

岩屋

「えー書いてないので、精査をして、また改めてしっかりと説明をさせて頂きます」
寺田

「遮蔽条件によってバツになった4地は、実はバツではなかった、地元紙の指摘によって再計算したら、そうなった。他のインフラ条件で不適になるかどうか、しっかり再調査されると言う事でよろしいですか」

岩屋

「蓄積したデータを基に精査をして、あの、その結果をしっかりと、また説明をさせて頂きます」

蓄積したノウハウを用いて捏造します、って聞こえるわー

寺田

「最初からデータは持ってるんですか、じゃ」

岩屋

「~様々なデータは、検討の過程で得ております」
寺田

「ホンット、いい加減ですね。大臣、開き直って言うところじゃないですよ。貴方たちがやったことが、どういう事かって、もう少し真摯に考えて下さいよ。そんな住宅地の目の前に、いきなりイージスアショア置くって言われて。住民がホントに困ってる中で、他に置くところがないんですって言う資料が、まったく杜撰だった、出し直しですよ、こんなもん、ハッキリ言って。誠意って、そういうものですよ、人間関係、信頼関係って、そういうものでしょ」

続く