防衛相、イージス・アショア配備計画の停止を表明

www3.nhk.or.jp
河野防衛相「イージス・アショア」配備計画停止を表明
2020年6月15日 19時39分  NHKニュースから
 河野防衛大臣は、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の山口県秋田県への配備計画を停止する考えを表明。
 むつみ演習場への配備について、迎撃ミサイルを発射する際に使う「ブースター」と呼ばれる推進補助装置を、演習場内に落下させると説明していたが、確実に落下させるためには、ソフトウェアの改修だけでは不十分だと分かったことを明らかにした。ソフトに加えて、ハードの改修が必要になってくることが明確になった。これまで、イージスアショアで使うミサイルの開発に、日本側が1100億円、アメリカ側も同額以上を負担し、12年の歳月がかかった。新しいミサイルを開発するとなると、同じような期間、コストがかかることになろうかと思う」と述べた。「コストと時期に鑑みて、イージス・アショアの配備のプロセスを停止する」と述べ、配備計画を停止する考えを表明。

 
山口県 阿武町長は「白紙撤回を望んでいる」
 『演習場の中にブースターを確実に落とす』という、これまでの説明は何だったのか。停止ということばの意味の深いところまでは理解していないが、国家安全保障会議の中で、得策ではないことが認められ、白紙撤回となることを望んでいる」と述べ、計画の停止を歓迎する考えを示した。